ホタテ漁場へ!乗船体験@歌津金毘羅丸
- minamisanrikubar
- 2016年9月25日
- 読了時間: 3分
UTAKKO BURUMEの翌日、歌津の金比羅丸にO・JA・MA!

一昨年できた新しい牡蠣小屋で、お母さんがホタテを剥いています。
飲食店への卸も多い金比羅丸では、剥き身ホタテの出荷も始めたそう。

いただいてしまいました。
でっかい!! そして甘い!!

ToCの本格販売はまだ始まっていませんが、もしご希望あれば相談してください、とのこと。
剥き身だと調理も簡単だし、殻がゴミにならないので、嬉しいですね。



ちなみに、ホタテはとても繊細な生き物なので、海から上げてからもケアが必要。
長いホースからどぼどぼ新鮮な海水を引き入れて、ホタテが弱らないようにお世話しています。
こういう設備も必要なんですね。

たまたま雑誌の取材の方とバッティングしてしてしまい、急きょ乗船取材に同行させていただくことに!


外洋の長期の航海も可能な船。かっこいいです。
しかしてそのお値段は、、、「金毘羅丸の3倍以上です」とのこと。
ほええ。

海岸の崖が大きくえぐれています。
8月に何度も宮城を直撃した台風で大きく削れてしまいました。崖の被害だけみると津波以上とのこと。

取材されるイケメン。メンズノンノでしょうか。
※本当は漁業の専門誌。

漁場到着。
赤い浮きが航路を示しています。

フックを海に投げ入れ

海に沈めているロープを引き上げます。

左手でウィンチを操作、右手でロープを操作しています。

引き上げた状態。
ホタテは、年末の厳冬の時期に、半生貝(子供の手のひらサイズの若い貝)を1枚1枚ロープにピン止めして沈めて置き、
出荷の際はピンを切り外して、殻についたいろいろな海の生き物をきれいに掃除します。
掃除の作業には時間がかかるので、まとめて掃除して、また海に戻して出荷を待ちます。
それがこのネット。

掃除しているからこんなにきれいですが、掃除前は、、、ネットの状態からご想像ください。


海がきれいですねぇ、、

戻ってきたら、お隣に高芳丸の芳樹さんです。
芳樹さんは直哉さんのいとこ。ご近所で、停泊中もお隣さん。
ご家族でホタテの出荷です。
南三陸でも歌津地区は、8月に何度も東北を直撃した台風で、大きな被害を出しています。
芳樹さんのところは牡蠣が大損害で、今年は出荷できないそう。


穏やかな浜の風景。
津波被害から立ち上がり、台風や嵐など、毎年なにかしら襲う災害にも負けない、漁港の姿です。



防潮堤です。
震災の津波で破壊された海岸線の復旧が急ピッチで行われていますが、
震災前の比にならないこの防潮堤が完成すると、陸から海が見えなくなります。
これもまた浜の風景を大きく変えようとしています。
さて、10月の南三陸バルはサンマ祭りですが、歌津のホタテで台風被害支援もするよ!
みんなもよろしくね!
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